あるバスでの光景
バスの帰りたった10分くらいのことです。
私が乗っていたバスにベビーカーが二つ乗ってきました。
そのうちの一つはまだ小さい3か月くらいの赤ちゃんが、
娘さんの赤ちゃんをみているお母さん、つまりばあばに見守られていました。
娘さんは私が座っていた席の隣に座り、ばあばはベビーカーの前に立っていました。
ばあばは赤ちゃんに、おしゃぶりを口に入れました。
赤ちゃんはすぐ吐き出しました。
するとまたばあばは赤ちゃんの口に入れ、お尻をとんとんし始めました。
寝かしつけたいようです。
でもまた赤ちゃんは吐き出しました。
それをくりかえすこと10回以上。
赤ちゃんは泣きだしました。
おしゃぶりにミルクをつけて再度赤ちゃんの口に。
一生懸命おしゃぶりを吸う赤ちゃん。
おっぱいやミルクじゃないとわかった赤ちゃんはまた吐き出しました。
でもまた、ばあばは口にいれ、バスから降りていきました。
その光景を見ていた私は、赤ちゃんを、子供を守りたいと思いました。
寝たきりの、まだ意思表示もできない、体も思うように動けない赤ちゃんにとって
目の前の大きな婦人は絶対の権力者です。
嫌だと意思表示しているのにもかかわらず、
口に異物を入れられるということ、小さな手で取ろうとしている姿は何とも痛々しく
隣にいる赤ちゃんのお母さんに可哀想と思わず言いたかったくらいです。
改めて、子供は天からの授かりものであり、自分の子供でも自分のものではなく、
子供の意思を尊重してサポートできる親でありたいと思いました。
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