鬼嫁、気絶する
第三話 『鬼嫁、気絶する』
私は分娩室へ運ばれました。
陣痛が痛いながらも、運んでくれる黒人のおじさんに
やだな〜裸見られるのという羞恥心は失っていませんでした。
はて、
分娩室は大騒ぎ。
無痛注射をする前に、手にも点滴の針をささなくてはいけないのですが、
背中を下にして寝ていられなかった私は、看護婦さんに注意されました。
看護婦さんもあせっているのか、何度か刺しなおします。
そのうちにですね、
トイレに行きたくなりました。
病院のスタッフと同じように着替えてきた相棒に、
どうしよう、でそう
(やっぱり夕飯しっかり食べたから?)
気にするな!と手を握り返す相棒。
すると助産婦さんが
もう、無痛注射は間に合わないわ
マダム、力まないで、ちょっとまって、力まないで!!
深呼吸して、吐いて、すって、
あわてて出産するポジションの足載せをセットしています。
そんなこと言われたって、できません。とおおおおおおおっても痛いんですもの
それに私、力んでいない、勝手に体が
相棒が、あっでてくるよ、すぐでてくるよ
という声を最後に私は気が遠くなり気絶しました。
つづく...
本調子でない私に、姫がつくってあげる!とホットケ−キをつくってくれました。
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トイレはでていませんでした。(笑) でもそれに近いように力む感じです。
でも私は痛いだけで、赤ちゃんが勝手に出てきました。
結局自然分娩でした。日本の女性たち、すばらしい、強いです!