遠い国からの贈り物
通常、家に荷物が届くとき、アパ−トの郵便受けに小包通達通知の紙が入っていて後日それを持って指定の郵便局へ取りに行く。
今回は違った。それも郵便局員の制服を着ていないお兄ちゃんが玄関のインタ-ホンを押したのだった。
2月25日朝9時33分到着
12月1日の消印がしてある大きな船積みの荷物
なんと約3ヶ月かかっている。
高校時代の友達みのるから荷物を送ったよと連絡を待ってうきうきしていたのが連絡がさっぱりなく、気をもんでいた。
フランス郵便局もちょっとこれは長すぎると思ったのだろう。でなかったら家まで運んでこない。
ブツは大丈夫だろうか。
なんせ長かったから、開けられたり、盗まれたりしたらと心配だった。
とりあえず、荒されてないようである。
中身は.......姫へのプレゼント。さとこからも別の包みが。
中身は姫のおもちゃとアルバムその上日本食まで。
ブログを見ててダイエット中の私を思い、寒天を入れてくれた。
みのるへ電話する。時差が8時間。
当たり前だけれど、日本はすでに夕暮れ。太陽は私たちに照り始めてる。
日本からパリまで6206マイル。
つまり、この荷物は約1万km超えてきたわけだ。
ずいぶん遠くへ来たもんだ
改めて思う。
筆不精の私を見捨てず今だ優しい友達たち。
時間と距離を越えて姫のところへ。
ありがとう。
とっても、ありがとう。
姫のおもちゃ、大事にするからね。
早速いただいたおせんべいの袋を開けると懐かしい醤油の匂いがプ−ンと私の食欲を刺激した。